地震対策

地震対策の技術は、現在大きく分けて3種類が存在しています。壁などの強度を高めて地震で壊れにくくする「耐震構造」と、揺れを特殊な機材で吸収する「制震構造」、揺れを地面から家に伝えにくくする「免震構造」です。

地震対策への関心が高まっている昨今、フアラホームは丁寧で分かりやすいご説明を心がけ、お客様に地震対策についての知識を深めていただく取り組みを行っています。当サイトでも3種類の地震対策技術のメリット・デメリットなどを詳しく解説していますので、ぜひご一読いただければと思います。

地震に強くなる3種類の構造

耐震性は、家を建てるときに重視したいポイントのひとつ。現在、地震対策として広く使われている建築技術には「耐震構造」「制震構造」「免震構造」の3種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

社長が語る「耐震リフォームの必要性!」

1981年6月以前に建てられた家の80%以上は耐震性に問題があると言われています。1981年6月から2000年の間に建てられた家も、60%近くは耐震性が不安視されている状態です。

「お住まいの安全性に不安はあるけど、建て直すほどお金に余裕はない」という方は大勢いらっしゃると思います。なにしろ、建て直しともなれば2,000万円はかかります。いつ来るか分からない大地震のためにそれだけの額を払う決心がつかないとしても、仕方のないことです。

耐震リフォームの場合、費用はだいたい300万円くらいにまで抑えられます。結局のところ、お金を払って安全を取るか、節約してリスクを受け入れるかはその人の考え方次第なのですが、もしお金がネックになっているのであれば、自治体の助成金を使うのもひとつの手です。助成金の額は自治体によってまちまちですが、大和市の場合は40~50万円ほどもらえます。

ちなみに免震リフォームの場合は800~1,000万円かかり、制震リフォームは助成金が出ませんが100万円ほどで済みます。ご参考になれば幸いです。何か分からないことがありましたら、当社までお気軽にご相談ください!

耐震・制震・免震の選び方

建築物を地震から守る構造には「耐震」「制震」「免震」の3種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、「これを選んでおけばOK!」と断言することは残念ながらできません。

しかし、「お客様のご予算・ご要望ならこの構造がオススメ!」というように、お客様のご要望に応じてベターな選択肢をご提示することは可能です。どの構造を導入するか検討するうえでのヒントになればと思います。

安全性を重視するなら免震構造がオススメ!

think_img01

大地震の時の安全性を優先するのであれば、免震構造が文句なしの一押し。免震構造は自宅と地面の間に「玉」のようなものを敷き、地面が揺れたときに家を「玉」の上で滑らせ、揺れの影響を受けにくくするという技術です。
震度7の大地震でも震度4程度の揺れに軽減されるため、安全性は極めて高いと言えます。
ちなみに「玉」の上に家があると言っても、平常時は安全装置で固定されているため、台風などの強風でフラフラと揺れることはありません。
震度3~4の揺れに反応して安全装置(※)が自動解除され、揺れを軽減するという仕組みです。

※当社の免震構造は、安全装置には電力を使用していません。電気代が余計にかかる心配はありませんし、地震で停電したときも問題なく作動します。

免震構造の注意点

非常に高性能な免震構造ですが、導入するうえではいくつかの注意点があります。
  • 構造が複雑なうえ、基礎をより頑丈につくる必要があるため、設置料金が高い
  • 住居と地面の間に装置を設置するため、地下室をつくるのが難しい
  • サビ・傷の有無やオイル漏れの点検など、長期的なメンテナンスが必要
  • 地震で揺れている車や自転車、設置物とぶつからないように、50cm以上の間隔をとる必要がある
  • 崩壊・液状化するような地盤の弱い土地では、導入できないこともある
  • トラックが入れない場所は、鉄骨を持ち込めないため導入が難しい

しかし安全性という面でいうと免震がもっともすぐれています。ですので、もしご予算が許し、地盤や設計との相性に問題がない場合は、当社は免震住宅をご提案させていただいています。もちろん、必ずそうしなければならないというわけではなく、あくまで「有力な選択肢のひとつ」です。

コストパフォーマンスにすぐれる制震構造

当社の物件は、耐震構造が基本仕様です。耐震構造は「壁などの強度を高める」という地震対策で、大きな地震でも崩壊しにくくなっています。ただし、家全体で振動エネルギーを受け止めるというつくりのため、地震の際は家全体が大きく揺れるというデメリットがあります。特に上層階に行くほど揺れは増幅され、内装材が壊れたり家具が倒れたりといった二次被害の発生確率が高くなります。

そこで有効な対策手段となるのが、制震構造。1階と2階の間などに振動エネルギーを吸収する可動部(「ダンパー」など)を設置することで、2階以上の階の揺れを軽減し、内装材が壊れたり家具が倒れたりといった二次被害を抑えます。

免震構造に比べると揺れを軽減する効果は小さいのですが、だいたい4分の1から5分の1の費用で新築住宅に導入できます。地盤の強度を問わないのもメリットで、免震構造よりもずっと手軽・気軽に地震対策ができるのです。

このため、「耐震構造だけでは不安だけど、免震構造は費用やその他の条件が折り合わない」という方には、制震構造をご案内しています。

高気密・高断熱住宅

strong_support_img01

高気密・高断熱住宅とは、簡単に言うと「隙間をなくし、計画的に換気する家」のこと。隙間があると外気が流れ込むため冷暖房の効率が低下し、余計な光熱費がかかってしまいます。

高気密・高断熱住宅はそういった無駄な隙間をなくしたうえで、壁に断熱材を仕込んで室内の保温効果を高めたり、全室に空気を巡らせ快適な空調環境を構築したりして、住まいの気温をしっかり管理。エネルギーを無駄に使わない、エコで経済的な設計にしています。

また、室内の空気循環により湿気がたまりにくいので、カビやシロアリなどの発生を防ぐこともでき、住まいの寿命を延ばす効果が期待できます。

また、フアラホームでは、Panasonicの内貼断熱パネルシステムを採用しています。薄いパネルで、すぐれた断熱性能を発揮し、冷暖房の効率がアップ。また、従来の断熱リフォームに比べて短い期間で施工が出来ます。

00